HARMAS GALLERY
HARMAS GALLERY(アルマスギャラリー) / 東京
Director : 八木 宏基(Hironori Yagi)
東京の清澄白河の現代美術を扱うギャラリー。
それぞれの表現領域にとらわれず、つねに探求の意思をもって美術に対峙している作家を中心に展示している。
永井 天陽
Solaya Nagai
1991年、埼玉生まれ。2016年に武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻彫刻コースを修了。ものの持つ意味性を捉え直し、転換し組み合わせるような彫刻を制作している。代表的なシリーズであるmetaractionでは、既製品から型取りしたアクリルの容れ物に直接的に関係の無い物体を封入することで、異質なもの同士のダブルイメージをつくりだし、ものの固有の意味性を揺らがせるものとなっている。その他にも、既製品とかつて生きていた鳥の羽を組み合わせたurntoシリーズなども、ものの当たり前の状態に波紋を投げかけるような作品となっている。
主な展示に、「ぬるまるつぼ」(HARMAS GALLERY、東京、2021)、「フープとホール」(THE POOL、広島、2021)、
「北に歩いて南へ向かう(八角堂プロジェクト PHASE2014 Part3)」(青森県立美術館、青森、2014)など。
鈴木 由衣
Yui Suzuki
1985年、愛知県生まれ。2011年に愛知県立芸術大学博士課程前期油画・版画領域研修科を修了。現在は滋賀県信楽にて製作を行う。
陶芸と絵画を分けることなく、互いに行き来するような関係をもって作られる作品群は、熱量を感じる色彩と様々な神話や伝承をモチーフとした登場人物たちによって、混沌とした中に根源的な生命力を感じさせるものとなっています。自由な夢想から生まれたような妖精、動物などのレリーフ作品や物語を感じさせる精緻な絵柄が施された壺、物語の一場面を描いたような重厚な絵画を制作。
主な展示に、「◯△◻☆」(HARMAS GALLERY、東京、2020)「山へいこう」(STANDING PINE、愛知、2017)、「アラウンドザ 壺中天」(Hidari Zingaro、東京,2012)
清水 信幸
Nobuyuki Shimizu
1987年、東京生まれ。2013東京造形大学大学院造形研究科美術専攻領域を修了。自身の手の触覚を手掛かりに、素材の特性を引き出した平面と立体作品を制作している。書き溜めたドローイングブックから選抜した形体を忠実に再現した木のパネルに、量感のある色彩を配置していくペインティングや、アルミパネルの上に油絵の具をすべらせることによる筆のストロークのみで描く絵画や、粘土を握りながら整形した陶の作品などを制作している。
主な展示に、「片鱗、層」(HARMAS GALLERY、東京、2019)、「Dialogue」(HARMAS GALLERY、東京、2016)など。

HARMAS GALLERY
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